2017年7月24日の読売新聞の感想
新卒採用 中小苦戦
今年度の新卒採用で、中小企業が苦戦を強いられているそうです。人手不足のために大手企業が採用を積極的に行っていることもあり、売り手市場になっていること、学生の志向が大手に向いていることが原因のようです。
そんななか、なかなか採用できない中小企業が、社員の採用や研修、入社後の生活支援などを他社と共同で進める取り組みが行われているそうです。合同研修を行ったり、2~3か月に一回、有志で懇親会やボウリング大会などを開催したりしているそうです。中小企業の新入社員は採用数が少ないため社内で孤立しがちなんだそうですが、このような取り組みにより他社の知り合いと交流でき、いい感じになっているとのことです。
うちの会社は中小企業ですが、他社とのかかわりは全くありません。同期もなんとなく孤立してやめてしまい、僕一人になってしまいました。寂しい限りですが、上記のような取り組みがなされたらめんどくさくてかなわないナと思いました。わがままですね。
読売歌壇・俳壇
今週はこの歌が好きでした。
よく笑う孫二十歳つらかろうに看護師として歩み始める
孫への思慮の深さに打たれました。つらかろうに、とは。孫が生まれ、育ち、大きくなって職を得た。ここで、多くの場合「希望に満ちた未来へはばたけ」的な流れになりがちですが、そうはならない。しかもそれを、「よく笑う」孫に思う。孫が実際どのように思っているかは明らかではありませんが、ただ単純に笑っているのではなく、なにかを隠すような陰りを含んだ笑いなのでしょうか。そんなふうに、心配かけまいとする孫なのです。主体の持つ慈愛と孫のふるまいとの深みをぐいっと感じさせてくれる歌でした。
俳句はこれです。
夏の月些細なことを思ひ出す
俳句って、写真ですね。この写真、とってもきれいです。
おわりです。