読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2017年7月31日の読売新聞の感想

がん治療の明日1⃣ 遺伝子解析 最適薬ずばり

 近年、がん患者のゲノムについて、特定の遺伝子変異の有無を調べることで患者にとって最適な薬を選ぶ(がんゲノム医療)ことができるようになってきているそうです。その点に注目した連載です。

 抗がん剤治療では、がんが発見された臓器に「効いた実績がある」薬を使用していました。しかし、その薬が効くかどうかは個人差があり、運よく完治まで持っていける人もいれば、全く効かずにがんが進行してしまう人もおり、精度に問題があります。一方で、がんゲノム医療は、患者のゲノムを調べたうえでそれに効く薬を選べるので、効果が高い治療法です。これにより、無駄な投薬を防ぐことができるため、患者への負担はもちろん医療費の軽減にもつながります。

 この治療をする場合、患者の遺伝子解析を行う必要がありますが、日本では今のところ保険がきかず、一部の病院が研究目的や自費診療(40~100万円)で行っているにすぎないといいます。(来年度中に一部の病院での保険適用を可能にする制度導入を目指しているそうです)

 データが溜まってきて、実用化して大きな効果が得られるようになったということでしょうか。抗がん剤オプジーボの価格が高いこと一時期話題になりましたが、大変高額な薬代が大きく軽減される可能性があるので、早く一般的な方法として定着してほしいです。

 

おわりです。