2016年12月5日の読売新聞の感想
第31回全国高等学校文芸コンクール入賞作
小説、俳句、詩、短歌、文芸部誌の5部門で、高校生の文芸コンクールが行われ、その優秀な人の顔写真と名前、作品の概要が載っていました。作品そのものが読めたのは俳句と短歌だけですが、きっと素晴らしいのでしょう。
僕は文芸への憧れを強く持っています。なので高校生の時分に思い切り活動している面々を見て、とってもうらやましいなぁと思いました。僕は強く憧れを持っているとはいえ、なんにもしていないのでただのフェイク野郎です。そういう意味でも、こういった方々を目にするとうわぁ、すごいなぁと強く思ってしまうのです。
川内 痛み耐え3位
埼玉県庁の川内優輝さんが、4日の福岡国際マラソンで素晴らしい走りを見せたそうです。総合3位、日本人トップの2時間9分11秒だったそうです。レースの2週間前に右脚ふくらはぎを痛め、2日前に左足首をねん挫した状態での出場だったそうです。
本当にすごいですね。
読売歌壇・俳壇
今週はこの歌が良いなぁと思いました。
この町が好きと言ふ娘はこの町の人に嫁ぎて家庭を作る
(伊勢市 浜口佳津美さん 選者:小池光さん)
こういうの大好きなんです。好き、という気持ちはとても強力で、そこに理屈をつけようと思えばつけられますが、理屈をつけたら嘘くさくなっちゃうんですよね、好きって。この歌では、その好きな気持ちが何の説明もないのにすっぽりと心にまっすぐ届けられた感じがします。いろんな人のいろんな好きなものを知りたいですね。
俳句はこれです。
師にも師のありて秋天限りなし
(相模原市 奥沢和子さん 選者:矢島渚男さん)
師にも師のあり。このことは、時々意識してみるとすこし気が楽になります。そして、教えの理解も早まるように思います。そんなことを限りない秋天のもとで思うのは、冷たい空気も相まってとってもすがすがしいですね。
おわりです。