読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年8月22日の読売新聞の感想

大名は細面 町人は幅広

 江戸時代の人骨を統計的に分析した結果、見出しのようなことが明らかになったそうです。国立科学博物館人類史研究グループの坂上和弘さんの研究結果だそうです。

 特徴としては、大名「かなり面長で鼻が細くてとても高い」武家「面長で鼻がやや細くて高い」町人「幅広の顔で、鼻がやや低い」という傾向があるそうです。サンプル数は大名家25体(男5体女20体)武家98体(男50体女48体)町人201体(男131体女70体)とのことで、すべて江戸時代中期以降の人骨だそうです。「身分が低いほど食べ物が固く、骨の成長に影響した」とか、「細い顔の人が好まれ、身分の高い人が結婚相手に細い人を選んだ」などの考えがこの結果を説明するのにちょうど良い説だといいます。

 面白いことを研究するなァと思って感心しました。身分違いの恋が認められにくかったことが生物学的な分析から説明できるというのは面白いです。大名は大名、武家武家、町人は町人、という限られたコミュニティで家系が作られていけばそれはたしかに傾向のようなものは見えてくるのでしょう。それにしても江戸時代も中期以降となれば、200年ほどの積み重ねで、4~5世代(当時の平均寿命が30~40歳としました)で傾向が出るんですね。

 

北海 追加点遠く

 僕は北海道出身なので、今回の甲子園では札幌の北海高校のことを応援しながら見ていました。どの試合も、点を取っては取り返す白熱した戦いで、とっても面白かったです。エースの大西選手はインタビューを受けても落ち着いた様子ですし、試合中も時に微笑みながら楽しそうにしているのがとっても好印象でした。

 決勝戦もテレビで見ていたのですが、中盤でたくさん点を取られてしまって、悔しかったです(僕なんかより選手のほうがもっと悔しかったでしょうけれども)。点差が大きくても、あきらめない(試合している以上当然と言えば当然なのですが)で全力を尽くしていた選手たちのことは心からたたえてあげたいと思いました。もちろん優勝した作新学園の選手たちにもおめでとうございますという気持ちはあります。

 

読売歌壇・俳壇

 今週はこちらです。

 梅雨空に鳶がゆるり輪を描くわれはフォークでパスタ丸める

 (仙台市 小野寺健二  選者:俵万智さん)

 なんのことはない風景の歌ですが、上空と地上の描く輪のスケールの違いが面白く感じました。

 俳句はこれです。

 独り居や太り続ける金魚いて

 (宍粟市 宗平圭司さん  選者:矢島渚男さん)

 漂う哀愁がGOODでした。やることがないのでついつい金魚に餌をやってしまうのでしょう。

 

おわりです。