読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年2月6日の読売新聞の感想

編集手帳

 豊臣秀吉の書簡が見つかったという話題。大島史洋さんの短歌が紹介されていました。

「秀吉がこの世にあらば電話のち更にファクスで念押しをせむ」

「信長がこの世にあらば嬉々として携帯電話を使いしならむ」

「家康がこの世にあらば人を見て留守番電話に委ねしならむ」

この三人についてはホトトギスの川柳が有名ですが、こういうもしもシリーズというのも面白いですね。

 

軽減税率の話題

 そろそろ本格的に軽減税率の法案の議論がなされるようです。基本的な骨組みはもうほぼ決まっていますが、個人的には書籍・雑誌への適用の有無が気になります。

 僕は本に対して畏敬の念ともいうべき感情を抱いていて、それを源として本は特別扱いされてほしいなあと軽々しく思っていますから、書籍・雑誌へは軽減税率が適用されてほしいのです。

 「有害図書(ポルノなど)へは適用すべきでなく、有害か否かの線引きが課題だ」と書かれていましたが、有害か否かというのを誰かが決めるのはそもそもからしておこがましいと思いますから一律どんな書籍・雑誌も軽減する方向に行ってほしいと思っています。現実的には財源の問題とのバランスなので実現は難しいかもしれないですね。

 

読者投稿

 愛知県の26歳の大学生の投稿。高校を出て一度就職したものの、学問への憧れがあって大学に入学。卒業論文を書けたことに大きな達成感を感じているとのこと。

 こういった意識のある人はとても好きです。どんな研究をしてどんな論文を書いたのか読んでみたいものです。やはり、学生たるもの自己研鑽を第一にして過ごして(時にはつらくても)楽しく学んでいくべきだと思います。

 しかし、自己研鑽を第一にするにはそれなりに環境の準備が必要で、環境の準備はそう簡単ではないということが実感としてあります。貧すれば鈍します。

 今は、小中高大とまっすぐ上っていくのがスタンダードになっていますが、十分な学資を稼ぐという期間をどこかに(大概高と大の間になると思いますが)入れても変じゃないような流れができるか、もしくは大学に行くのがかなり安い値段になるような仕組みができればいいなあと思っています。

 

おわりです。