読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2017年2月27日の読売新聞の感想

しばらくサボっていました。今月この記事を含めて6記事しか書いてないのに、月間PVが1000を超えました。ヤッター。たぶん検索でニュースのキーワードがひっかかったからクリックしてみただけの人たちだと思います。有益な情報でなくてすみません。

 

性犯罪厳罰 今国会提出へ

 現在、強姦の被害対象が女性のみとされているところを男性も含めたり、罪名を「強制性交等罪」とするとのことです。また、法定刑も懲役3年以上から5年以上に、致死・致傷が加わると6年以上となるそうです。また、親告罪でなくするようです。

 個人的には性犯罪者は最低最悪だと思うので、ちんちんちょん切っていいと思います。そういう立場から見て、よしよし、と思うニュースでした。何で最低最悪と思っているかを説明しますと、性行為というのは、結構好きな人とやるわけなので一回乱暴されてしまえばそれ以降の性行為が最悪になってしまう恐れがあるという点です。それに尽きます。一生続くような影響を、一時の気の迷いだか何だか知りませんがそういうので与えてしまうのは軽率にもほどがあるのでちんちんちょん切るべきです。

 

増える宅配 きしむ業界

 インターネット通販の配送をたくさん受託しているヤマト運輸株式会社が、かなり大変なんだそうです。2015年度の国内宅配便の取り扱い実績が37億4500万個となり、この20年間で3倍にもなったそうです。しかしながら配送料は上げにくく、薄利多売の現状だそうです。特に困るのが再配達で、全荷物の2割が再配達ということにもなっているそうです。

 正直自分も再配達してもらってしまうことがあるのですが、非常に申し訳なく思っています。記事には「再配達の費用などは自己負担にするといった改革が必要」という識者の意見もありましたが、それくらいしないと気軽に再配達してもらっちゃう人は減らないんじゃないでしょうか。うまく集金する仕組みができるかはわかりませんが…。

 

自動運転 近づく未来

 17年度から、完全自動運転による移動サービスを2020年に実現するための実証実験が始まるそうです。そのために自動車保険制度、道路交通法など、自動運転の存在を想定していない各種制度の組みなおしが必要ですし、なにより技術的な実験も必要になります。

 記事で一番びっくりしたのは、一人のドライバーが運転する車に複数の無人車が追尾する「隊列走行」というのが考え出されているという記述です。魚群をイメージして、すごいじゃないか!と思ってしまいました。でも考えてみれば、人が誘導すれば完全自動運転より安全性が高くなるでしょうし、良いのだろうと思います。この技術の発展で自動車事故が減ればいいですね。つい最近せっかく車の免許を取ったのに要らなくなりそうなのは残念ですが。

 

読売歌壇・俳壇

 今週はこの歌がすきでした。

 舗装路をそれて林に入りてきぬ落ち葉が靴の裏にやわらか

 (秦野市 小室誠二さん 選者:岡野弘彦さん)

 舗装路をそれて林に入っていったら落ち葉が靴の裏にやわらかく感じられたというただそれだけの歌なのですが、靴の裏にやわらかの語感がとっても気持ちよくて、一目ぼれしてしまいました。やわらか、うららか、しとやか、のような「~やか」という形容語幹がすきです。

 俳句はこちら。

 猫の恋死ぬの生きるのとはならず

 (さいたま市 薄井逸走さん 選者:宇多喜代子さん)

 本当にそうなのかな、という疑念はありますが、でもそのように感じられますね。恋で死ぬの生きるのとなってしまうのは人間の、しかもその一部しかおらず、きわめて異常と言えます。とはいえ僕も、死ぬ、生きるとまではいきませんが、恋に暮らしを左右されたりしています。

 

おわりです。

 

 

2017年2月19日の読売新聞の感想

部活引率 外部指導者も

 文部科学省が、地域のスポーツ指導者らを中学、高校の職員である「部活指導員」という地位に置き、4月から法制度化するそうです。教員の長時間勤務を是正するための方策の一つだそうです。これまで、正式な教員しか大会への引率を認められていなかったところを、この部活指導員も担えるようになるとのことです。

 記事からはわかりませんでしたが、これはつまり、指導員への報酬も学校から出すということ?そうすると教員の事務作業負担が出るし、予算にも影響するということなんでしょうか。

 部活の練習時間は一つの慣習として定着してしまっているので難しいのかもしれませんが、それ自体を削る方向に強く動いていったほうがいいような気がします。

 これに伴って、課外スポーツを請け負う専門のビジネススタイルを思いつきました。たとえば地域Aで野球の教室を開くとします。その教室は【周辺の中高の野球部の活動時間を把握し、それに合わせてプラスの練習を設計する(別々の学校の部員同士が一緒に練習することもある)】ということを軸にします。

 各校の部活の監督教員が練習を見る時間をまとめて請け負うのです。これでありそうな利点は以下の通り。

 ・教員の労働時間が減る

 ・各校の選手同士で親睦が深まる

 ・別の学校の部員と同じチームで試合をすることで、新鮮味が出る

 ありそうな欠点は以下の通り。

 ・教室に行く人と行かない人の間での差が大きくなる

 ・各部での結束が微妙になる

 とはいえ、部活に指導者を呼び込むというより、まとめて外部に委託するという方法は、可能性があるのではないでしょうか。

 

考える 最近、電話してますか?

 近頃はインターネットとそれを利用した電子機器の普及で、文字でのコミュニケーションが盛り上がっています。LINEを使ったやり取りは、若者の間で定着しています。LINEでは「何時間連絡を取り合った」ということではなく、24時間いつでもつながり続けているという考え方になる、と書いてありました。

 中身のある会話をじっくりしたいという欲望と、誰かとだらだらつながっていたいという欲望は別のものです。(中略)後者の欲望を、LINEがかなえてくれたんです

(評論家 宇野常寛さん)

 僕は文字がめんどくさいので、電話がいいです。たぶん、だらだらつながっていたい欲望が薄いんだと思います。仕事では、記憶力に自信がないので、なるべく記録が残るメールでやり取りをしたいですが…。

 

おわりです。

2017年2月12日の読売新聞の感想

「昭恵外交」精力的に

 安倍首相とともにアメリカに行っていた安倍昭恵夫人も、首相夫人としての外交活動に勤しんだという記事がありました。

 昭恵夫人の顔写真が載っていて、イケメン男性タレントに見えるなぁと思いました。

 

おわりです。

2017年2月6日の読売新聞の感想

四季

しろたへの鞠のごとくに竈猫

(飯田蛇笏 『猫の国語辞典』より)

毎日俳句か短歌を紹介する小さなコーナー。最近は猫の国語辞典という句集?から猫にまつわる俳句が紹介されています。

今日のこれ、想像するだに見てみたいです。

竈が家にあったころ、猫は竈の中で丸くなった。たまには火が残っているとも知らずにもぐりこみ、あわてて飛び出すこともあった。この句、美しい白猫が灰まみれになって眠っている。竈も竈猫も見かけなくなった。

 全文引用してしまいました。火のところにもぐり込んで飛び出す猫、見てみたいし灰まみれの箱座りで眠る猫もまた乙なものでしょう。何とも魅力的な生物です。

 

読売歌壇・俳壇

 今日はこの歌。

 右肩の下がる歩行を指摘され素直に認む「もういいのです」

 (舞鶴市 吉富憲治さん 選者:小池光さん)

 「もういいのです」と言う場合、ちょっとやってみたけれどできない場合とずーっとやってきたけどできない場合の二通りがあるように思います。ずーっと癖になっていることが、時間の重みを感じさせて、「もういいのです」の一言がズシリと重くなっています。きっとこれから僕も「もういいのです」と言う機会に巡り合うことでしょうけれど、そこに重みを込められるようにしたいです。

 

 俳句はこれです。

 書初の大の一字のすわりよき

 (由利本荘市 松山蕗州さん 選者:宇多喜代子さん)

 なんだか問答無用に頭の中に思い浮かべさせられる大きな「大」の字。ものすごい腕力の俳句だなぁと思いました。

 

おわりです。

2017年2月5日の読売新聞の感想

男性保育士に任せる? 女児の着替え、おむつ替え

 千葉市が策定した「男性保育士活躍推進プラン」をきっかけに、男性保育士が女児の着替えやおむつ替えを手伝わせるべきかどうかの議論がなされているそうです。このプランそのものは、男性が保育士として働きやすい環境を整えることを打ち出したものです。これまではトラブル回避のために男性保育士にやらせない保育所もあったそうですが、このプランでは性差に関わらずすべての保育を実施する方針が明記されているとのことです。

 僕の身内に男性保育士がいてきちんと仕事をしていることが念頭にあっての意見ですが、男性保育士の立場からはかなり不愉快な反対意見だと思います。記事に紹介されていた反対意見は大きく以下の2種類です。

  • 「性の自覚が早い子にとっては耐えがたい苦痛。男性保育士を増やし、男女別にするべきだ」という男女の別なく異性に面倒を見られるのは苦痛であるという意見
  • 「男性保育士の性的いたずらが不安」という意見

 一つ目の意見は、本当にそうか?という感じがします。「性の自覚が早い子」というのが0-5歳の間に想定できるでしょうか?4、5歳くらいならいるかもしれませんが、それ以下なら?4,5歳だと頻繁に着替えたりおむつを換える必要はなくなるころなはずなので、分けるのは可能かもしれませんね。いや、0-3歳でもいるんだよ、と強く言われたら何とも言えませんが。そこで仮に、「性の自覚が早い子」がいたとしてそれがLGBTだったら対応が難しいですね。

 二つ目の意見は、まぁそりゃ出るだろうなという感じですが、確証をもって「絶対にやりません」とは言えないことですし、一度起きてしまったら取り返しがつかないので、明快な反論ができないのも事実です。が、真剣にまじめに保育士として仕事をしている男性にとっては到底承服しがたい反対意見だと思います。

 0-3歳は男性OK、4、5歳は園児の性別に合わせた性別の保育士が担当するというのが折衷案としていいのではないかと思いますが、今後どうなるのか気になる話題でした。

 

おわりです。

2017年2月1日の読売新聞の感想

ブログを書くことによって今日が何日かを打ち込むので、日付に対する意識が強まります。それはメリットだ、と今思いました。

 

人生案内 劣等感がない高3女子

 高校3年の女子からの相談。コンプレックスがないことが悩み。比較的裕福で家庭不和もなく、家の外でも何不自由なく暮らせている。しかしながら、将来やりたいことが何一つ見つからない。バネになるようなコンプレックスがなく、苦労もしておらず、この先大丈夫なのかと不安になった。自分の弱さを知ったうえで正しく生きるにはどうすればいいか。

 哲学者の方の回答。その考えそのものがコンプレックスですね。それに、行動のバネになるのは何もコンプレックスだけでなく、人を喜ばせるとか困っている人を助けることで気力が充実するということもある。将来会社に勤めたとして、好きなことばかりができるわけでなく、上司に適性を見極められて仕事を任されます。個性や能力は、まず他人が見つけてくれるものです。

 なんだか他愛もない掛け合いですが、なぜか心が動かされました。なんでだろう。

 

千葉大暴行 「同意あった」無罪主張

 千葉大医学部の学生の集団強姦事件で、集団強姦罪に問われた二人と、準強姦罪に問われた一人の計三人のうち、一人が「同意の上だった」ということで無罪を主張しているそうです。ほかの二人は起訴事実を認めているそうです。

 よくもまぁそんな主張ができるなぁ、と驚きます。それと、こういう「酔わせて襲う」タイプの強姦事件の話を聞くたびに思いますが、酒に酔って意識も朦朧としている人と性行為をするのは楽しくないんじゃないでしょうか。人間って結構重いから、嫌になっちゃうと思うんですけど、それを補って余りある性欲があるんでしょうか。それはそれですごいですね。

 

おわりです。

 

 

2017年1月30日の読売新聞の感想

読解力が危ない1⃣ 問題文が理解できない

 日本の子供たちの読解力低下が懸念されている、ということがしきりに言われています。それにスポットを当てた連載記事です。

 OECDの国際学力調査で、15歳の読解力の項目が前回4位から8位に後退したそうです。どうも、答えが問題文に書いてある問題の正答率が低いのだそうです。

 こういう話になると、「読解力の向上には新聞を読むといい」というようなことが必ず書いてありますが、その理屈がよくわかりません。かれこれ1年以上ほぼ毎日新聞を読んできましたが、特別に素晴らしく論理的な文章だとは思えません。それに、予備知識が結構必要で我慢して読まなきゃならないので、読解力のテストで点数をとれないような子供に読めるような代物ではないと思います。

 読解力の足りない子供は、算数の文章題で100発100中で正答が出せるようになるまで訓練するだけでいいと思います。

 あと、大学生の読解力、文章力がおぼつかないということも書いてありましたが、読解力や最低限の文章力のない大学生が卒業できる学校をなくしてほしいです。全員が均等に教育の機会を得ることと、そういう学生を切り落とすことを並行していくことはできるはずだし、そうしていくべきだと思います。

 

入国制限 不安と反発

 アメリカの大統領令で入国制限がかかったことによってつらい目に遭っている人がたくさんいるようです。飛行機に乗っている状態で大統領令が発令してしまったため、着陸後空港から出られないという状況になった人が多数いるそう。米連邦地裁の仮処分で事なきを得たそうですが、さっそくトランプ大統領がもめ事を生んだっぽいです。

 法律・法令だから仕方がないとはいえ、さすがに空中にいるときに発効した仕組みで被害を受けるのはかわいそうだと思いました。乱世に突入する気配がありますね。こわいなぁ。

 

読売歌壇・俳壇

 今週はこの歌が好きでした。

 ひきこもりの中学生は思ひきり軒のつららを薙ぎ倒しをり

 (島根県 藤井幹雄さん 選者:小池光さん)

 おとなしそうな子が、力任せにがりんがりんとつららを壊す光景、目に浮かびます。なんだかその力強さにグイッとやられました。でも、どうしてひきこもりの中学生はわざわざ外に出て、つららを薙ぎ倒しているんでしょう。窓の外を覗いて、触ってみたくなったんでしょうか。

 

 俳句はこれです。

 冬菫この世に午後という時間

 (神戸市 音羽和俊さん 選者:宇多喜代子さん)

 すみれの薄ピンクと、午後のゆったりした感じ、とってもいいです。菫→この世→午後→私という小大大小の動きとその全体を包むやわらかい雰囲気全体でたたずむ句だなぁと思います。ただ、自分で書いていて何を言ってるか絶対に伝わらないだろうなぁという自信があります。

 

おわりです。