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読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年10月4日の読売新聞の感想

大隅氏 ノーベル賞

 東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんが、オートファジーの研究でノーベル医学・生理学賞を受賞したそうです。めでたいですね。

 こういうすごい研究成果の賞が発表されるたび、研究者の名前をぜんぜん知らないなぁということを思い知らされます。ほんとに全然知りません。数日前の新聞に、日本人でノーベル賞候補になってる人たちについてのまとめ記事がありましたが一人しか知りませんでした。

 理系の学問は、理論とか体系が重視されるから、そのパーツに寄与した人をいちいち紹介するわけにはいかない一方で、文系の学問は結構一人で一つの論を構築する感じだから「誰の何論」となりやすいのかな、と考えていました。「誰々の経済学」「誰々の教育論」とは言いますけれど予備校の参考書以外では「誰々の化学」とか「誰々の物理学」とはなりませんから。

 ノーベル賞の発表があると「研究者の人となりよりもその研究内容にスポットを当てた報道を!」という批判がありますが、上述のことを踏まえると結構人となりを伝えるっていうのは重要なことなんじゃないかと思います。自分が好きな科学者って、業績がすごいのは歴史に名が残ってる時点で当然として、人となりとかその生涯そのものが魅力的だったりします。それに、今日の新聞には結構詳しく研究のことが書いてありました。

 

「宿敵」へ激高

 民進党長妻昭さんが、安倍首相の答弁に対して「(憲法改正草案は)谷垣総裁のときに作ったものだから、『僕ちゃん、知らない』というふうに聞こえた」と発言したことに激高したそうです。

 真面目にやってるところでそんな言われたら普通に誰でも怒ると思います。

 

「コスト=ムダ」と見る前に

 編集委員結城和香子さんのコラム記事。五輪の開催にあたって、コスト削減の声が大きくなり、小池知事がコスト削減の具体的な行動に出ようとしていることに少し懸念を覚えているようです。五輪の記憶と結びついた施設が残り、それが市民の気持ちに与える良い影響もあるということが軽視されてしまっているのではということです。ロンドンでは遺産の活用法について徹底的な議論と広報活動があったそうです。ロンドン五輪関係者は、組織ごとの利害を超えて一つの目的を追求できるかが五輪成功の分かれ目だと言っているそうです。

 僕もそうなりがちなんですが、多くの人は何かについて議論するときに、考えるのが難しいのでとりあえず単純な位置に立ちたがるんです。この記事でいう「市民の気持ちに与えるいい影響」というのは考えるのが難しいことの最たるものですが、面倒がらずにそれをなるべく定量化して評価する努力をするのが大事なんだと近頃は強く思います。定量化して評価することなんて無理だよ、とも思わないでもないですが、そう思ってしまったら終わりなので、思ってはいけません。

 もう少し言うと、無駄削減側のほうはデータに基づいてるっぽい主張ができる一方、気持ちが大事側はデータ云々言えないところがあって防戦一方になりがちですよね。最近僕は、「必要不可欠でないけどあるといいものは、あるといい」ということが実感を伴ってわかってきています。たとえば普段の生活でいえばファブリーズとか、洗濯の柔軟剤、一品多いおかずとかです。こういうのは、いらないじゃん、と言われたら、「まぁそうだけど…」となってしまいますが、あるといいのは確かなんです。

 

おわりです。