読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年3月29日の読売新聞の感想

安保関連法 施行

 この間可決した安保関連法がきょう施行されたそうです。紙面にはこの話題がたくさんありました。その中で、論点スペシャル 安保関連法どう見る(13面)に3人の専門家の意見が載っていました。どれも法案に肯定的な意見でした。今回の法制では、自衛隊の動ける範囲が明確になったことと、他国との情報共有が容易になったことが特筆すべき点であると述べられていました。社会面に小さく国会前でのデモの様子が載っていました。「誰も戦争なんて望んでいません」だそうです。

 物議をかもしていた法案でしたが、だいぶ落ち着いたなという印象です。法案の内容も別に突飛なこと言ってないし、変にはならないだろうと思っていましたので、いい傾向なのではないかなと思います。一応あれだけ動議があったので、論点スペシャルにはいまだ反対派の人がいてもいいかなと思ったのですが、やはり分が悪いというか、きちんと論理だった話にならないから載らなかったのかな、とか、読売新聞の意向で肯定派に固めたのかな?とか考えてしまいました。反対するにしても憲法違反だから…くらいしか言えないですものね。

 

燃油コスト減 追い風

 スカイマーク民事再生が完了したらしいです。破たんまでいき、170億円の赤字にまで行った2015年1月以降、2016年度は15億円の営業利益が出たそうです。

 スカイマークは僕の実家の近くの空港に路線があったんですが、経営難でなくなってしまいました。安いし羽田から飛べたあの路線を復活してほしいなと思っていますので記事をよく読んでしまいました。

 

厳しい「非正規・未婚」

 近年、貧困女性が顕在化しており、問題となっているそうです。結構ひどくて、新卒の就活時にうまくいかず派遣で働き出して、キャリアアップを目指して資格取得などに努力して転職活動をしても面接官に「遊びたいから派遣なんでしょ?」と言われたというショッキングな事例が載っていました。労働政策研究・研修機構の高橋康二さんという方が言うには、「非婚・晩婚化により35歳以上の人が増え」て問題が顕在化しているそうです。独り身、低収入で親の介護なども絡み非常に暮らしにくいということでした。結婚しようにも、男性側も正規社員の女性を望みがちという現実があるそうです。

 根が深いなと思います。上記の面接官の例は非常に極端だとしても、女性だからという理由で不利益を被る人はたくさんいることが感じられました。女性だからと優遇を受けているのを見るのは嫌ですが、女性だからと不遇なのはもっと嫌ですね。

 

おわりです。