読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2017年5月26日の読売新聞の感想

加計学園問題 「総理の意向文書 存在」

 前川前文科次官が会見を開き、今「忖度」やらなにやらで話題の加計学園獣医学部設置について「総理の意向」を示す文書の存在は確かだという旨の発言をしたそうです。これに対し、官邸側は「そんなものはなかった」という態度を貫き通すこと、再調査はしないということ、なぜいまさら会見を開くんだ、ということをそれぞれ明言しています。

 この前川前次官は、辞める前に新宿の出会いカフェだかバーに通っていたというスキャンダルもある人で、そのことに関しては「女性の貧困の実態調査」と釈明しています。ウソに決まってますよね。

 この文書の有無については、あまり強く興味を持てないし、また野党が無駄話をする材料が増えたなぁというくらいの感想です。ただ、方法論というか、筋として、告発する人がスキャンダルに対してくだらないウソで対応するのはちょっとお粗末すぎるのでは、という思いです。

 

統幕長発言で応酬

 自衛隊の河野克俊統合幕僚長憲法9条改正について、自衛隊の根拠規定を歓迎する旨の発言をしたことについて、野党が批判を繰り広げています。

 民進党の辻本清美議員は「自衛隊員が特定の政策を方向付けする旨の主張を行うことは禁じられている」ことを引き合いに出し、「憲法改正に賛成しているととられる発言だ」と主張。共産党の大平喜信議員は、河野氏の罷免を要求する発言をしたそうです。

 法律で決まっているのでダメだし、罷免するべきというのは、まぁひとつの理屈ではあるんですが、このやりとりを自衛隊員やそれに近しい人が見たときにどう思うのかって頭にないのでしょうか。とりあえず政府側にレッテル貼りをして「貼ったったぜ!」って喜んで、その政党に未来はあるのか…と考えると、ないんじゃないの?

 共産党はまぁ、「自衛隊なんてなくせ」という立場なのでいいと言えばいいのかもしれないけど、民進党はそういう立場ではないですよね。一応、野党第一党であるのですから、もし仮に政権を取れたときのことを考えると、僕ならとてもじゃないけど、こんな今すぐ効果的であるわけでは決してない批判はできません。

 

おわりです。