2017年4月17日の読売新聞の感想
読売歌壇・俳壇
今週はこの歌が好きでした。
もう夢も希望もないと云ひながらデパートにきて口紅を買ふ
(下関市 磯部喜佐子さん 選者:小池光さん)
もう夢も希望もないのに、おしゃれに使う口紅を買う。一回で使い終わるわけでないので、将来に向けた行動ともとれる。こういった矛盾こそ、人生、といった感じがしてとっても好きでした。
俳句はこれが好きです。
雨が雪雪が雨へと春隣
(札幌市 関泰輔さん 選者:宇多喜代子さん)
僕も北海道生まれなので、この感じがよくわかります。3句目は、僕だったら「春となり」とひらがなにして、春になって、と春がお隣に、という掛詞にしてしまいます。ダジャレ好きなので。
おわりです。