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読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年12月20日の読売新聞の感想

反物質 測定に成功

 CERN(欧州合同原子核研究機関)が、反物質の性質を精密に測定することに成功したそうで、19日付のNatureに載ったそうです。人工的に作製した反水素を磁場中に閉じ込め、レーザー光でエネルギー変化の様子を測定したそうです。

 この研究かなりすごいのではないでしょうか。こういう素粒子物理学のことは、どこまで進んでいて今のところの限界がどこなのかはよく知らないのですが、見出しを見て心躍りました。反物質の基本的な性質もよく知らないのですが、レーザー光を当てるということは物質であるところの光子が当たるわけだから消えてしまうのでは?その消えてしまうまでの過程を観測したということなのでしょうか。論文が手に入らないのでアレですが、論文が読めたところで理解できないと思うので無問題です。

 

現金志向 一層強まる 「タンス預金」78兆円

 日銀の統計では、個人の金融資産の残高は1752兆円で、そのうち現金・預金が916兆円、投資信託は88兆円、株式等は150兆円となっているそうです。その中で現金、すなわちタンス預金は78兆円にもなるそうです。日本人は割合貯金を好み、投資はしないそうです。そんな性質に、社会保障や年金制度の不安が相まって投資が進まないという現状があるそうです。

 最近株式投資をやってみたのですが、ちゃんと考えてやれば預金の利息よりも格段にいい率でお金が増えるのでよさそうだということがわかりました。貯金しておくよりも、投資するほうが社会に回るお金も増えるし、うまくやれば自分のお金が結構増やせるのでいいんじゃないかなと思います。下手をこけばお金が減ってしまうんですけどね。

 

指導要領「探求的な学習」拡充へ

 京都市立今堀高校の例が紹介されていました。全生徒が週二時間、1年半をかけて一つの課題の答えを見出すために研究をし、論文にまとめるそうです。10人前後の「ゼミ」に分かれて授業が行われ、発表の場では教諭や大学院生、同級生などからの鋭い質問に答える必要もあります。選ばれるテーマは様々で、「カビを抑える研究」「国連公用語で日本人が上達しやすいのはなにか」「納豆のねばねばで水質浄化」「集中力と時間の関係」など。どれもすこし調べれば答えが得られるものではなく、実験や調査、推論が必要な歯ごたえのある課題であり、それに対する少しでも良い答えを導き出すのが目標なのだそうです。

 素晴らしいことだと思います。きっとこれらのことがうまくできない生徒も多いと思いますが、やってみてうまくできないことがわかっていることと、やっていないのでうまくできないことさえわかっていないのでは雲泥の差です。試行錯誤の末に何らかの成果が出ればそれはもちろん素晴らしいですし、もしも成果が出なくても一つのことにきちんと向き合って考えたという経験は強みになるはずです。こういうスタイルの教育がきちんと運用できる学校が増えればいいのですが、実際にはこういうカリキュラムを導入するだけでOKなわけでないので難しいですね。

 

夢の増殖炉計画 終幕

 福井県敦賀市高速増殖炉もんじゅ」の廃炉が決定したそうです。消費した以上の燃料が得られることが最大の魅力である高速増殖炉もんじゅは、1994年4月に初臨界し、運用を開始することになりました。しかし、95年12月に冷却用の液体ナトリウムの漏えい事故が起こります。メーカーの設計ミスと事故対応の欠陥、事故記録の隠蔽などが重なり、2010年まで再稼働ができませんでした。それからすぐに、燃料交換装置が原子炉内に落下。そのうち2012年に福島原発の事故が起こり原子力技術への風当たりがきつくなり、今回の廃炉決定という経緯があります。事故は2度起こっていますが、そのたびに責任者が自殺しています。臨界から22年でたったの250日しか稼働していなかったそうです。

 もんじゅは、廃炉が決定しましたが、ナトリウムの実験施設としての活用が検討されていたり、敷地内に試験炉を設置して人材育成に資する構想もあるそうです。日本の原子力研究は、日仏共同開発の高速炉「ASTRID」を使って進めていくとのことです。

 高速増殖炉のしくみは学校で習ったときすげーじゃん、と思いました。原理的に可能なのに、しっかり運用すれば防げた事故と世論の風当たりの影響で頓挫してしまうのは残念です。しっかり運用すれば、というのがかなり難しいというのもよくわかったので、計画立案だけで満足するような暮らしはやめないとな、という思いも新たにしました。

 

おわりです。