2019年2月18日の読売新聞の感想
「イスラム国」参加 英女性の帰国で論争
2015年に、当時15歳でイスラム国に参加するためにイギリスからシリアに渡航した少女がいたそうです。最近シリア東部の難民キャンプで保護?され、イギリスへの帰国を望んでいるそうです。
少女は、イスラム国での生活は求めていたものであったこと、シリアへの渡航に後悔はないことを明言しているそうですが、現地で産んだ子供のためにイギリスに帰りたいそうです。こういうわけで、英国民の間で論争が起きており、過激なものでは「英国の地を踏ませてはいけない」というものも。
こういうケースで犯罪に問うとしたらどういう罪になるんでしょうか。また、自国籍がある人の国外追放ってできるのかな。軽く調べてみたら、自国に国外追放された人のことは棄民というそうです。また、自国民を国外追放することは「国際法上許容されない」とされているようです。中国は結構やってるみたいですけど、イギリスが国際法を丸無視するはずがないのできっと帰国できるんでしょう。
読売歌壇・俳壇
ずいぶん久しぶりですが、短歌と俳句を選びます。
短歌はこれが好きでした。
魚釣れば黒猫寄り来 小魚を欲しいか問えばはいと答える
(佐世保市 近藤福代さん 選者:小池光さん)
猫が「はい」なんて言うわけないんですが、釣り上げた魚が釣り針から外される様子を目で追うさまはうなずきにも見えるもの。寒空の埠頭の情景がおもしろく描かれていて好きでした。
俳句はこちら。
ゆつたりと待てば話す子春近し
(下田市 森本幸平さん 選者:正木ゆう子さん)
特に明示されてはいませんが、春から小学校に上がる子を想像しました。春に花がゆっくり開く様子と、子が「ゆつたりと待てば話す」様子が重なってあたたかな気持ちになる句でした。
おわりです。