読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2018年3月9日の読売新聞の感想

昨日の新聞の感想です。

 

土地 マイナンバーで管理

 増え続ける所有者不明土地の対策のために、登記簿や戸籍などの情報を一括管理することを検討しているようです。土地の持ち主の死亡情報をひもづけて、登記漏れを防げるようにするのが狙いです。

 マイナンバーが導入されたときに、当然こういうこともするんだろうな、と思っていましたが、やっと検討する段階なんですね。マイナンバーの運用状況を見ていると、せっかくあるのにもったいないというのが正直な感想です。

www.nikkei.com

 コンビニでの住民票交付などは、マイナンバーカードの仕組みを利用したかなり強力な制度だと思います。しかし、引用した2016年9月の記事によれば、その時点で250団体、全体の15%ほどしか実施されていないようです。前に住んでいた区では利用できましたが、10月に引っ越して転入した先の市では利用できませんでした。市報に今後の導入予定が書かれていましたが「費用対効果を見極めて検討する」という実質しばらくやりません、というような記述でした。

 もともと、情報の管理窓口がさまざまで、そのうえ窓口間の連携がうまくいかないという「官僚制のめんどうくさいところ」がモロに出ている状況だったんだと思います。所有者不明土地が出る原因は、登記簿の管理者である法務局と、遺族が死亡を届け出る自治体との間での情報共有ができないことに起因します。国民としても、何をどこに申し出ればすべての話が通るのかがわかりにくいので申告の手間がかかります。

 こういう事務手続きは面倒なわりに実りが少なく、しかしうまくいかないと被害が大きいという特徴があるので、どんどん効率化しないとだめだと思います。このことは、効率化もそうですし、不正も取り締まりやすくなるはずです。

 

おわりです。