2018年1月22日の読売新聞の感想
本年初ブログです.いろいろ立て込んでいて,余裕のない日々が続きました.リハビリがてら,よし書くか,という気分で昨日の新聞の感想を書きます.
読売歌壇・俳壇
今週の好きな歌はこれです.
よろこびの光の粒かななかまどに野鳥群がりほろほろ落ちぬ
(千歳市 鶴谷雪子さん 選者:栗木京子さん)
ななかまどは,赤くて小さい実をたくさんつける,かわいらしい木です(おいしくないです).ただ単純に,故郷の様子を思い出してノスタルジーを感じてしまいました.
僕が短歌を詠むとき,固有名詞をうまく使うことができません.それは,その固有名詞に自分が抱く印象が,読み手にとって同じなのだろうか,と考えると二の足を踏んでしまうからです.でも,この作品を見て,作者は別に僕の故郷を思って読んだわけでなし,読み手がいいなぁと思えばそれはそれでいいので,臆せずいろいろ作ろうかしら,という気持ちにさせてもらいました.
あと,今週のコーナーに知っている人の作品が載っていてうれしくなりました.
俳句はこれです.
レモンハイ掲げ黙祷レノンの忌
(川崎市 多田敬さん 選者:小澤實さん)
レモンとレノンで韻を踏むのが面白いな,と思いました.
おわりです.