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読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年12月6日の読売新聞の感想

解説スペシャル 地方路線 存廃の危機

 この間、JR北海道留萌線留萌―増毛間が廃止されました。記事ではそれを皮切りに、JR北海道、ひいては地方の路線がいかに厳しい状況なのかが書かれていました。JR北海道は、なんと北海道の人口の半数近くを擁する札幌圏の線区でさえも赤字で、全線区で採算が取れていないようです。

 かつて国鉄が分割民営化されたときに、北海道、四国、九州の3社の赤字が予想されていたそうです。JR九州はいろいろ頑張って株式上場したりしていますが、3社とも赤字体質だそうです。特に北海道は人口密度が低く不採算路線ばかりで厳しいのだそうです。

 最近地方の疲弊が叫ばれていますが、鉄道が崩壊すると完全に悪循環にしかならないですよね。人が減る→鉄道が赤字→路線がなくなる→交通が不便なので人が離れる→…という感じに。それにしても、JR北海道の全線区で赤字というのは初耳で、いくらなんでもそんなことはないだろうと思っていた分ショックが大きかったです。いつか北海道から人が一人もいなくなってしまいはしないだろうか、と心配になります。

 

人生案内 私の地元を「田舎」と嫌う彼

 20代の会社員女性からの相談。結婚する予定の都会出身の彼氏が、地元の県を「日本で一番田舎の県だ」と言って嫌う。自分の生まれ育った環境やそこで暮らす人を貶めているようで悲しいと訴えても、その場では謝るものの心から悪いとは思っていないのがわかる態度。どのような心持で接すればいいのでしょうか、とのこと。

 回答者は女性の弁護士。私はあなたの気持ちが理解できない。彼の感情はたとえば、プロ野球のある球団が嫌いとか、田舎より都会が好きといった程度のものでしょう。彼があなたの地元を嫌うことで何か不都合はありますか?広い心で彼と接してはいかがでしょう、との回答。

 この回答最悪だなと思いました。嫌いな感情を口に出すか出さないかとか、やめてと言っているのにやめないとか、やめてと言っている理由に心が及ばないところとかツッコミどころが無数にあるにもかかわらず質問者の心の広さに問題の原因を求めるのは本当に最悪だと思います。しかもプロ野球のこととか、田舎より都会が、などとは別の問題だと思います。生まれ育った土地や環境が自分で選べないし生まれついてのものなので、性別や容姿についてバカにされることと近いと思います。

 たとえば容姿についてバカにされるとしましょう。そのときに受けるダメージは多角的です。自分を生んで大切に育ててくれた両親に対して自分がふがいない気持ちになるとか、あの日あの時自分のことを誉めてくれた友達に申し訳が立たないとか、自分に肯定的だった人たちのこともみんな否定されたように感じるのです。そんなつもりで言ったんじゃない、そこまで意図してない、などという言い訳は通用しません。間違って人を殺してしまっても逮捕されるのです。そこまで狙って言ったのだという場合は言語道断です。この回答者はそこのところをわかっていません。ひどいと思いました。

 

地方に「町の本屋」残す工夫

 地方都市で書店を巡る様々な取り組みがあることを紹介していました。青森県八戸市では、市営の書店を開業し、一般書店では売れにくい専門書の類もそろえているそうです。八戸市で書店が減る中、「本のまち八戸」を掲げて当選した市長の公約で作られたのがこの市営書店。執筆に使える「カンヅメブース」や「読書会ルーム」なども備えた公共性の高いお店になっているそうです。

 一方で、運営コストが課題となっていて、年間運営費6000万円に対して売り上げ2000万円ほど。足りない分は市が負担しています。また、民業圧迫とならないよう売り上げを高めるような取り組みも積極的にはしない方針だそうです。

 北海道留萌市では、一時期書店がなくなってしまったそうです。そこで有志が「三省堂書店を留萌に呼び隊」を結成し嘆願。その熱意に押されて10万冊の品ぞろえの大きな書店が開業したそうです。今呼び隊は「応援し隊」に名前を変えてボランティアでお店を手伝っているそうです。

 今ものすごい勢いで書店が減っていて、出版不況真っただ中です。当然ながら、人がいなくなるところから先にお店もなくなっていきます。そんななかでこういった活動のことを知ると、応援したいなぁという気持ちにもなります。応援のために人手を貸すのは難しいので、きちんとお金を手に入れて寄付とかができるといいのですけれど。宝くじとかが当たればいいのですが。

 

おわりです。今日は地方の話題ばかりになってしまいました。