読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年8月12日の読売新聞の感想

責任能力 計画性カギ 相模原殺傷 鑑定留置へ

 あの大変な事件はいま、容疑者の処遇を巡る段階に来ているそうです。容疑者の責任能力の有無を精神鑑定で判断し、のちの裁判の資料とするための鑑定留置が請求される見通しです。これまでに日本で起きた重大事件では、責任能力なしとなった事例は多くないそうです。

 今日の記事で初めて知ったのですが、容疑者は職員を捕まえて入居者の部屋に一緒に連れていき、障害の軽重を聞き出したうえで選択的に殺害していたと書いてありました。その職員の現在の気持ちは想像するに余りあります。

 この事件が発生してから、いろんな人がいろんな発言をしているのを見ました。その中には、本当に目を覆いたくなるような醜い意見も存在し、いやになりました。具体的には容疑者の考えと同じような感じのことです。どんな考えでも、頭の中に生まれてしまうのはもう仕方ありません。しかし、容疑者のような行動に出るだとか、わざわざ声高に表明する必要のある意見かどうかを判断しないだとか、それは社会の一員として、やってはいけないことだと思います。

 犯人は非常に悪質で、個人的には許せません。それに付随して、自分の中にちょっとした厭世観が浮上してきて、いやです。

 

基礎からわかる電子書籍読み放題

 近ごろ電子書籍の読み放題サービスが話題です。基本的な情報がまとめられていました。

 定額制読み放題サービスの売り上げは、利用に応じて各出版社に配分されるそうです。雑誌などは、紙媒体よりも電子書籍としてのほうが売れているそうで、雑誌という形態のビジュアル要素の強さがその人気の理由だそうです。このような状況の中、電子書籍の読み放題に積極的な出版社でも収入は月100万円ほどと言われているそうです。個人的には、少ないなぁという印象です。集英社、新潮社のような大手でも、参入に消極的な姿勢を見せているようです。

 出版の市場規模は、96年をピークに減り続けています。出版市場そのものは縮小していますが、そのなかで電子書籍が占める割合はじわりじわりと上がってきているそうです。

 いまの生活を振り返ると、インターネットで文字情報に触れることが多くなっていて、個人的にはそれに加えて本も読むのは非常に体力がいることだなぁと思っています。とはいえ、インターネットの記事は98%が無価値だなぁと思っています。(このブログも客観的な価値はゼロだと思います(笑))

 本を作るときは、程度の大小はあれど情報の価値に気を付けますので、やはり主な情報源は書籍にしておくほうがいいと思います。インターネットで情報を得ようとする場合も、本当に信頼のおける発信者に限って受信するようにしないと、時間が本当にもう無駄になっちゃうと思います。

 どのように本の需要を増やすか、となると悩ましいです。求められる情報とは何なのか。そもそも多くの人はそこまで情報を渇望していないのかもしれません。一朝一夕では考えつくようなテーマではないんですけれども…

 

おわりです。