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読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年7月8日の読売新聞の感想

五郎ワールド 柿の木のある家で集う

 特別編集委員橋本五郎さんの記事。参院選であまり表にでてこない「地方創生」について述べた記事になっていました。秋田生まれの橋本さんの地元では、朝6時に時報として「海」(海はひろいなおおきいな♪)が流れ、6時45分にその日の主な行事、10時にラジオ体操、夕方5時にはまた「海」が流れるそうです。橋本さんは「都会ではありえないことでしょう。苦情が殺到するに違いありません。でも田舎の人はそんなことは言いません。多くの人が5時ごろにはもう起きて、田んぼを見まわったり、畑に出たりしているからです」と書いています。

 自分の地元では土日だけ(だったかな)朝と夕方の時報が鳴っていた気がします(正確には住んでいた地域のものではなく隣町のやつが聞こえていただけですけど)。味もそっけもない、甲子園のブザーみたいな音でした。東京に出てきてから住んだところで、毎日5時に時報が鳴っていて、それを聞くのが好きでした。

 

「仕事、人並みで十分」6割 新入社員

 新入社員を対象とした、公益財団法人「日本生産性本部」などの調査で、58.3%の人が「仕事は人並みで十分」と答えたそうです。この数字は就職率が高まると高まり、逆に就職率が低迷すると「人並み以上に働きたい」と答える人が増える傾向にあるといいます。

 僕はこの結果は、記事中で分析されているようなこととはあまり関係ないと思います。今、新入社員となるような人はみなインターネットに触れていて、インターネットに触れていればひどい働き方をさせられている人が(それが明らかに誇張であっても)目に入り、「いかなる形であっても労働は厳しい」というイメージを植え付けられるような気がします。実感では、大学生の時にそういうことをみんな面白がって吹聴しあって、心の奥底に刻み付けられる感じがありました。

 また、働いても働いても自分の暮らしが良くならないような気分が広く浸透している気がします。商売をしている人は口を開けば不景気だと言うのがその原因です。さらに僕もそうですが、働きはじめるときにはさっそく奨学金を返さなきゃならないのです。十数年後の貯金額はおのずと数百万円少なくなっちゃってるわけです。別にこの奨学金は、社会の景気的に、返すのがそこまで苦しくないのならいいんですけど、返せなくて困ってる人が多いという報道もたくさんあることですし、社会に出る前・出た直後の人には不安要素にほかなりません。

 一年とちょっと働いてみて、そんなに悲観するもんでもないなと思うようになりましたが(たまたま僕のいる環境がいいだけかもしれません)、新入社員だったら上記のイメージに従って「あまり懸命に働いてもいいことなさそうだなぁ」と思ってもおかしくないなぁと思います。

 

おわりです。