読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年7月3日の読売新聞の感想

「もり」刺さり中3死亡

 手製のもりが頭に刺さって、中学3年生の男子が亡くなったらしいです。友人にもりを渡そうと投げたら刺さってしまったそうです。

 もりを投げたのは亡くなった男子の弟ということで、非常につらい話だなと思いました。

 

Word 光害

 人工的に発される都市部の明かりが、動植物のリズムを乱したり、星空を見えなくしたりしていることを表す言葉だそうです。光でコミュニケーションをとる蛍の妨害になったり、月明かりの反射を頼りに海に向かうウミガメの赤ちゃんが、光のある陸のほうへといってしまったりということが起こっているらしいです。

 明かりがないと不便で不安だけれど、やっぱり過度の人工環境はこうやって影響を与えるんですね。確かに今はどこに行っても明るく、必要以上と言われればそうなのかもしれません。とはいえ、これから電灯が減っていくことはあまり考えられないので、どんな風な対策をしていけばいいのか、なんとなく考えてみたいと思います。

 

想う2016 科学 100年単位で考える

 ノーベル賞を受賞した物理学者の益川敏英さんの文章が掲載されていました。科学と社会の関わりをテーマとした文章がしっかりとした言葉で書かれていました。科学の軍事利用に関する考えや、原発との折り合い方について益川さんの考えが展開されておりました。

 印象的なのは、大学の恩師・坂田昌一教授から「社会的な問題も考えられないと、一人前の科学者にはなれない」と言われたことをきっかけに、マルクスヘーゲルなどを学び、いろいろな問題について仲間と議論をしたということ。そしてそこから、歴史や経済にも「法則」があることを見出したそうです。

 勉強家は広く深く学ぶんだということを改めてわからされました。いったい書籍をどれほど深く読み込み、どれほど熱く議論したのかはわかりませんけれども、著述の幅からいってかなりのレベルに達していたのでしょう。もちろんその当時、安保闘争の流行でいやが上でも興味を向けざるを得なかったのかもしれませんけれども。

 僕は、分野によってはかなり日和見主義的な側面がありますが、それはひとえに勉強不足のたまものなので、ゆっくりでも確実に勉強して定見をもちたいと思っています。

 

おわりです。