読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年6月20日の読売新聞の感想

社説 社会保障 「痛み」伴う改革から逃げるな

 参院選の各党の公約について述べてありました。個々の内容はまぁ置いておきますが、気になった記述がありました。

 「民進党などが掲げてきた政策を、自民党が争点化を避ける狙いで取り込んだ」

 同一労働同一賃金についてこういう風に書いてありました。この見方・書き方は問題があると思います。もしこれが真実だとすれば、政治家の行動原理はおかしいし、それをまぁあるよねみたいな雰囲気で書いてある新聞もおかしい。真実でないとすれば新聞はおかしいです。

 こう思うのは僕が「同一労働同一賃金って公平でいい感じがするよね」と思っていて政策として行われてしかるべきだと考えているというのと、性善説に依って立つ人間であるというのが大きいです。このような僕の思考様式だと、この新聞の書き方から、「あんまりやりたくないけど、争点化すると面倒だから取り込んだ」みたいな印象をうけたというわけです。

 

読売歌壇

 今週はこの歌がスキでした。

 飽食の国の野良猫ゆさゆさと路地を歩みて人を恐れず

   (篠山市 清水矢一さん 選者:小池光さん)

 ゆさゆさと、というのがいいです。強いボス猫っぽい雰囲気が漂う情景がしっかり想像できる歌でした。前回いろいろ想像できるのが好きと書きましたけど、スポーンと一つの情景が想像できるのもまた好きなんです。

 

おわりです。