読売新聞の感想

読売新聞を読んで思ったことを書きます。

2016年2月20日の読売新聞の感想

「ウ」の目鷹の目 繰り返しを繰り返す介護

 編集委員 鵜飼哲夫さんが書くコーナー。介護のことが書かれた本〔「へろへろ」(ナナロク社)〕が紹介されていました。

 記事に、<繰り返すことを繰り返し続ける>とありました。一度うまくいったことが、次も同じ方法でうまくいくとは限らない。認知症の人の困惑、混乱に一から寄り添う、それが介護なのだそうです。ある介護職員の「お年寄りと一緒にいると、思いもよらない行動が新鮮で楽しいことも多いです」というコメントもありました。

 母が介護の仕事をしているので、仕事の楽しいところや辛いことを、多くないながらも聞いて育ちました。本当に、繰り返すことを繰り返すのが介護だわ、と腑に落ちました。それについて少し考えてみると、そもそも生活することがある程度の繰り返しであるのだから、それに寄り添う介護は当然、繰り返すことになるんですよね。

 

高校国語 表現力重視へ

 科目の再編を行って、これまでの読解中心の学習から、表現力育成を重視した授業を目指すそうです。4月にはどうなるかが確定するみたいです。

 僕の大好きな「虚数の情緒」(吉田武著、東海大学出版会)という本では、教育についての筆者の持論が語られていました。「世の中がいかに変化しようと、青少年が一個の独立した人間として社会に出ていくためには読み書きそろばんが最低の必要条件である。そういう意味で、学校教育において、国語と数学の教師は他にない重い責任がある」というようなことです。

 こういう意味で、国語の教育カリキュラムの議論がされているというのは、喜ばしいことだと思うのです。なぜなら、よりよくしようという意識がそこにあるはずだからです。自分の経験でも、確かに高校では作文を全然書かなかったし、何かを発表する機会もあまりありませんでした。見直した結果、うまくいってくれればいいなと思います。

 

反撃と釈明 安倍総理

 民主党の人が「安倍総理睡眠障害に追い込もう」と言ったことについて、怒りをあらわにした答弁をしたそうです。自民党議員の不祥事や失言について、民主党議員に追及されているときのことだそうです。

 結構いろんなところでいろんな人がいろんな批判をしているんですけど、睡眠障害の話についてはあまりにもだな~と思ってみていたので、総理もきちんと反論できてよかったなあと思いました。